建築物には多くの機能が要求されます。けっして単独で存在するものではないことを考えると、都市空間や町並みあるいは自然など、周辺環境との調和は不可欠な要素です。一方、ランドマークとして、人が集う場所として、個性を主張することも大きな課題となるでしょう。そして、特に外観が建築物のイメージを大きく左右する以上、外装材に求められる役割が大きくなるのは当然のことでもあります。
その点"やきもの"であるタイルは特有の表情を持ち、設計意図・イメージをより自在に表現できる格好の外装材です。季節や光のうつろいを肌に取り込んで、色合いと表情が変化するのはやきものならではの魅力。また、壁面として統一のとれた集合色の中にも個々に微妙な色の違いがあり、それが素朴な温かさをかもし出します。素材による色彩や風合いのバリエーション、乾式・湿式という製法の違い、あるいは無釉と施釉、はつり、テッセラ、マットと光沢…。耐久性、耐候性などの機能性に優れることはもちろん、美濃焼タイルは意匠の多様性で建築物に独特の魅力と存在感をもたらします。


岐阜県立図書館(岐阜県)
●岐阜県財務部管財課、
岡田新一設計事務所、サニー設計●
大日本、銭高組、土屋、
市川建設工事協同企業体


ABC
(株)一色建築設計事務所・阪神土木(株)


中島邸(東京)
設計・施工/(株)福田組


宇奈月国際会館セレネ(富山県)・
内井昭蔵、富山県建築設計監理共同組合・
石黒建設


武蔵野市立千川小学校・
岡田新一設計事務所・熊谷組


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